| 2005年11月20日 ストローベイルハウス・セルフビルドワークショップ6 「ベイル積み&壁土塗り」 |
ストローベイルハウスのワークショップと言うタイトルながら、ベイルブロックが現地に登場したのが前回。
そしてようやく、そのベイルブロックを積み上げていく事になりました。
そのためなのか、今回参加者はいつもの倍。スタッフ合わせてなんと27名です。
北は福井、南は和歌山、東は東京、そして西は明石。やや東に偏った分布ですが、広範囲から来て下さいました。
天気は晴れ。このころ寒くなってきたのですが、今日は日差しも柔らかく動いていると汗ばむような陽気です。
先週流したセメントもしっかり固まって、ベイルブロック積みの準備は万端です。

まずは、先に到着した人達にお願いして、新しい屋根シートをかけていただきました。
これが当面の間ベイルハウスの屋根として活躍してくれます。
青よりもオレンジの方が自然に合うような感じがするのですがいかがでしょうか。

そして、今日壁を塗るための泥のチェック。
土と藁を水を混ぜて置いただけのものなのですが、途中雨もたくさん降って、やや水分が多い状態です。
良い壁土というのは、この状態でものすごく臭いそうなんですが、ここの匂いはと言うと・・・、
臭い!!!
十分に臭いです。これが藁が腐敗している匂いなんでしょう。こればかりはウエブでは伝わりませんね。

もうそろそろ全員集まる時間なのですが、それまでちょっと雑談タイム。
やはり人は火に集まる性質があるのか、いつも間にか火を中心に会話が始まっていました。
さて、人も揃ったところで本日の作業の説明です。
午前の作業は大きく分けて2つ。1つはストローベイルを積んだ後で固定する竹串づくり。
もう1つは、先ほどチェックした壁土の水分量を調整して、こねていく作業です。

こちら泥こね班。
ビニールのシートをめくると、やはりあの匂いが。
くさいくさい言いながらも、水と泥とを混ぜ合わせ、どんどん土を作っていきます。
藁の量は十分だったようで、後は土を少し増やして塗りやすい状態に混ぜておけばいいようです。
しかし、藁が引っかかってなかなか思うように混ざりません。

一方、竹串班。下の竹林から竹を切り出してきて、均一の長さに竹を切っていきます。
この時期の竹は水分もなく、切りやすくて腐りにくいのでそのまま使っていけます。

竹を割るには、専門の道具が登場しました。
一番左の写真で使っているのがその道具なのですが、輪切りの竹を通す事で簡単に棒状になります。
棒状になったら片方の先端を尖らせていきます。
ここには鉈(ナタ)を使っていきます。ここに参加してくださる方は、どなたも手際よく、そして器用に作ってくれます。

一方、重労働の泥混ぜ。
長靴が大活躍、と言うよりも必須です。
泥と水を混ぜた状態で、長靴部隊がその中で踏みながらかき混ぜていきます。
まるで田んぼです。田んぼの中で踊っているような感じです。
しかし、そのうち・・・。

とうとう、出ました。はだし部隊。
泥を混ぜるならはだしが一番とばかりに長靴も靴下も脱いで泥の中に突入です。
ちなみに今日は11月20日です。近くにはシャワーもなければ水道もありません。
でも、聞こえて来るのは喚声ばかり。はだしの方々、踊っています。笑っています。
おかげでかなりいい壁土になったのではないでしょうか。
はだしダンサーズの皆様、ため池で足を洗ったあとは、しばしかまどの炎で暖をとっていました。

竹串、壁土ともに大方出来上がったところで、ベイルブロック積み開始です。
柱に取り付けた横木に藁縄を縛りつけ、この縄でベイルブロックを固定していきます。
スノコ板の上にベイルブロックを置いていき、しっかりと結んでいきます。
このベイルを互い違いに置いていき、計4段積み上げていきます。
2段目からは積み上げるときに先ほどの竹串を刺していきます

昼は黒米ご飯とポトフ、それに鮭のホイル焼きです。
ところが、米の水量を失敗してしまったわたし・・・。
またしても芯の残ったご飯を食べていただく事に。
しかも、食器の数が足りないので、黒米ご飯ポトフかけに。
まぁ、温かいご飯が食べられると言う事で大目に見てください。

ベイルハウスには窓も取り付けます。板材を組み立ててベイルの間に置いていき、
その上に再びブロックを積んで空間を作ります。ガラスもアクリル板もないので筒抜け状態ですが
中に光が入るか入らないかは大違いですね。
さて、ベイルも積みあがり、4時まであと30分というところなのですが、
せっかく泥塗りを楽しみに着ていただいたので、一面だけでもやろうと塗り始めることに。

時間が少し経ってしまったので、再び水分を追加して混ぜ合わせていきます。
ビニール手袋をしている人もいますが、半分以上の人が素手。
しかし、人数が多いと言うのはすばらしい。
泥を運ぶ人、こねる人、塗る人、伸ばす人。うまい事分担していくものです。
今日始めてあった人も多いのに、なんといい連携。

泥塗りを始めるとすごい勢いで泥が無くなっていき、泥の追加を頼まれます。
そうです、皆さんすごい速さで泥を塗っていくんです。
これは、ひょっとして全部塗れるのではないかと急遽予定変更。
時間は4時を過ぎてしまいましたが、皆さん残っていただいて作業続行です。

既に太陽は山に係ってしまい、寒くなってきたのですが、
皆さん手の感覚がなくなってきた事を笑いながら、土壁塗りをしてくださっています。
見る見るうちに壁は仕上がり、柔らかい外観の出来上がりです。

既に日が落ち、暗くなってからの記念写真です。
これだけの方々に集まっていただいて作業していただいた事に本当に感謝です。
最後、慌しく片づけをする事になってしまい、あまり色々とお話が出来なかった方
本当にごめんなさい。またいつかお会いしたいですね。
(おまけ)

ストローベイルハウスとは少し離れますが、里人の自然農の部分も少し作業していただきました。
ダイコンの間引きをして、一本立ちさせたり、昼食に使うジャガイモを掘ったり、
おやつで食べるサツマイモを掘り起こしたりもしていただきました。
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